旅行は和む 5
今回の旅でもすでに2回下りの「利尻」に乗っているが、旭川で1両切り離されているのは気がつかなかった。
22時05分、稚内からの最終列車である札幌行急行「利尻」は、最果ての駅を発車した。
車内はガラガラで蓼々とした状態だった。
私の乗っている最後尾の車両には、私を含めて6人しかいなかった。
座席を回して足を伸ばしている人もいたが、私はそうしなかった。
南稚内や豊富、幌延から客が乗ってくるような気がした。
乗ってきてほしかった。
列車はすいているほうがいいに決まっているが、このままでは「利尻」が可哀相な気がした。
しかし南稚内に着いてもこの車両には客は乗ってこなかった。
この駅で下り急行「サロベツ」とすれ違う。
本日稚内に到着する最後の列車です。
南稚内を発車すると窓外の灯はなくなった。
車内も車外も寂しくなりました。